100枚の写真で企業の魅力を伝える就活メディア『リクレポ』をリリースしました。
リクレポ - 中小企業の魅力を100枚の写真で伝える就活メディア
僕が就活を通して感じた疑問を具体化し、なんとしても学生中にカタチにしたいと思い、構想から1年半。
やっと先日リリースできました。
ちなみに僕のリクレポでの役割は、ディレクションとサイト構築(HTML+CSS+WordPress)で、マネジメント、企画、取材、制作を行いました。
リクレポとは?
学生自身が、学生の視点から一社一社を密着取材し、企業の隅々まで撮影した100枚の写真を中心にインタビュー等も織り交ぜ、レポート形式で発信していくメディアです。
詳しくは、リクレポのアバウトページを見ていただければと思います。
関西を中心に学生向けWebサービスを制作している「Campus」にて運営しています。
今回は、アバウトページでは伝え切れなかった想いや、なぜ学生である僕が同じ学生に向けて就活サイトを作ったのかを中心に書いていこうと思います。(たぶん結構長くなります笑)
リクレポを通して伝えたかったこと
僕が、なぜリクレポを全力で作っていたのか、なにを伝えたかったのかというのは、主に下記の2点です。
- 既存の就活サイトにおける情報量の少なさに疑問を感じていた
- 大手就活サイト掲載企業以外にも魅力的な企業はたくさんあるってことを伝えたかった
既存の就活サイトにおける情報量の少なさに疑問を感じていた
就活がはじまると、ほとんどの人は当たり前のように大手の有名就活ナビサイトに登録すると思います。
そして、掲載されている情報を見ながら、自分に合いそうな企業を探し、エントリーした後説明会に参加する、、、というのが一般的な流れだと思います。
しかし、このエントリー。
普通は、ナビサイト運営側や企業側が掲載している各企業の情報を見て決めますよね?
だいたい、その企業の事業内容や理念、会社情報等の必要最低限の情報に加え、写真が数枚か、ブログがある程度だと思います。
それか、企業が独自に用意したリクルートサイトに飛ばすカタチも最近は多いですよね。
勿論ですが、企業側は見せたくない情報は一切掲載していませんし、やはりどうしても企業にとって都合の良いカタチでしか掲載されていないのが現状です。
また、ナビサイトに掲載する為には多額の費用がかかり、オプションも含めると1年掲載するだけでも相当負担がかかります。
だから、企業の規模によっては、(オプションまで予算が割けず)必要最低限の情報しか掲載できません。
僕が就活をしていた時に思ったのは、「これだけの情報では何も伝わらないし分からない」ということでした。
大手なら、お金もあるし、情報も豊富なのである程度Webで情報は集まるのですが、中小企業となるとナビサイトの情報に頼らざる負えなくなります。
「実際に説明会とかに行って聞けばいいんじゃないの?」
と思うかもしれませんが、正直説明会に行っても対して有益な情報を得られない時が多いです。
僕は、この、「学生が本当に知りたいことが分からない現状」にすごく疑問を感じていました。
だからこそ、リクレポでは出来うる限りの情報を伝え、写真をふんだんに使用することでイメージしやすいように心がけています。
また、企業にとって都合の良い情報だけにならないように、こちらが取材したものに関しては、基本的に全て運営側が自由に編集、掲載することを承諾いただいています。
大手就活サイト掲載企業以外にも魅力的な企業はたくさんあるってことを伝えたかった
近年、就活において、中小企業を志望する学生が増えているというのは聞いたことがあると思います。
事実、僕が就活をしていた時も、周りには大手を志望している人と同じくらい、中小企業を志望している人がいました。
しかし、いざ中小企業を探そうと思っても、普通の学生は大手就活ナビサイトで探す方法しか知りません。
大手ナビサイトは、オプションによって表示が上位に来たり、先に述べた通り、情報量が少なかったりと、中小企業を視野にいれにくいのが現状でした。
いくら中小企業を志望している学生が増えたといっても、正直いって学生の中小企業に対するイメージはあまりよくありません。
しかし、大手企業は日本全体の企業の0.3%にしかすぎません。ほとんどの企業は中小企業なわけです。
そして、中小企業だからといって、劣悪なわけではなく(中には本当に劣悪な環境のところもありますが)大手にも引けをとらないようなすごい企業がたくさんあるんです。
僕は、リクレポを作って行く過程で、それが確信に変わりました。
本当に、世の中にはあまり知られていないけど魅力的すぎる企業がいっぱいありました。
「リクレポを通して、そんな企業の、素晴らしさや魅力をできる限り伝えたい。」
「全然知らなかった企業を知ることで、就活生の選択肢が増えて、その結果本当に行きたかったところに入社できれば最高じゃん」
そんな想いのもと、ただただ走り続けてきました。
継続性とブレないことの大切さ
リクレポのターゲットは、一部のトップ層以外の、「普通の」就活生です。
実は、僕にはイメージする一人のペルソナがいます。
それは僕の友人であり、リクレポを創るキッカケになった人物です。
彼は、大学を真面目に通い、単位も一切落とすことなく、真面目に生きていました。
バイトでも結構重要なポジションを任せてもらっていたし、サークル活動も頑張っていました。
しかし、就活がはじまって半年ほどたっても、全然内定が決まらなかったのです。
彼は、本当に真面目で、だからこそ、そのままみんなと同じように、みんなと同じルートで就活をしていました。
大手就活サイトにいくつか登録し、そこから企業を探し、エントリーしては面接を受け、しかしなかなか合格しませんでした。
なぜ、真面目に、何事も頑張ってきた彼が、全然内定をもらえなかったのか。
それは、彼が自分に合う企業をまだ見つけれていなかったからだと思います。
限られた情報の中で、必死に探しても探しても、自分に合うところが見つからない、分からない。。
真面目に生きてきたけど、なにかすごい経歴があるわけじゃない。。
確かに彼にはすごい経歴もないし、学生団体とかもやった経験はありません。
しかし、友人である僕から見ていて間違いないのは、彼は与えられた環境であれば、
人並み以上のパフォーマンスを発揮するし、努力も怠らないということです。
そんな彼の姿を見て、一部の目立つ企業だけでなく、あらゆる企業のあらゆる情報が世の中にあり、それらの情報全てを就活生が平等に見ることができれば、
彼みたいに苦しむ人は減るのではないかと考えました。
最近は、学生中に何か輝かしい経歴がないといけないみたいな風潮がありますが、僕は、そんなものはなくても、必ず企業に貢献できる人はいっぱいいると思うのです。
そしてそんな人たちを欲している企業も。
(ちなみに結局彼は、自分に合ってるかどうかはわからないですが、内定をもらえ、4月から真面目に働いています)
だからこそ、最近流行りのソーシャルに特化したリクルートサイトみたいな尖ったサービスではなく、多くの学生に見てもらい、使ってもらえるようなサービスにしました。
しかし、それに伴う壁は正直大きかったです。
就活サービスを作るにあたって、トップ層に向けて尖ったサービスを作るのは、そう難しくありません。
でも、多くの学生に使ってもらえるようなサービスにした途端、一気に難しくなりました。
「たくさんサイトがある中でリクレポを使ってもらえるにはどうしたらいいのか。」
「僕達の強みはなんなのか。」
そんなことを考え行きついた先が、
圧倒的な情報量で伝えることと、学生だからこそできる学生視点でのレポートでした。
リクレポには、僕達が本当に自信を持ってオススメできる企業しか載っていません。
しかも、大手ナビサイトでは見つけれないような企業ばかりです。
リリース直後なので、まだまだ掲載企業数は少ないですが、もっともっと企業を増やしていきます。
なにより、継続性が大事だと思うので。
そして、ただ企業を増やしていくだけでなく、僕達の持っている軸からブレないようにしていかなければなりません。
最後に・・
Campusが出来るずっと前から一緒にやってきて、一緒に困難も乗り越えてきた@yumiyonには感謝してもしきれません。
また、Campusという素晴らしい組織を創りあげ、素晴らしい場を提供してくれたCampus代表の@Yuki_Kunishige、そして、サービス立ち上げという素晴らしく困難な道にも関わらず、一人一人全力で頑張ってくれたリクレポの運営メンバーたち、彼らがいなければこのサービスは実現していないし、何より、皆能力が高すぎてビビりました。
本当にありがとう!
そしてなにより、まだまだ実績もなにもない僕達の要望を快く受けていただいた掲載企業の方々には多大なる感謝を申し上げます。
本当にありがとうございました。